派手さのない日常の連続と、ねこ
ロンドンの街並みと、ねこ
かわいい、ねこ
シネスイッチ銀座で「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」という映画を観てきました。随分と前にスローフードの大切さを伝えるフランス映画を観た記憶が。
公開初日ということで、かなり席が埋まっていて、空いているのは最前列と二列目。なんとか二列目にすべりこんだ。立ち見も出て、大盛況でしたね。
派手さのないロンドンの日常
ストーリーとしては、1人の青年がヘロイン中毒から抜け出すというもの。実話を元にしたお話ということで、大きな波乱は起こりません。小さな、確かにありそうだと思う波乱は随所に。それがまた、リアリティ。大どんでん返しや、裏切り、そういったものを観たい人には全く向かないですよ。そこがいいんですが。
そして、ロンドンの街並み。きっと、あまり演出されてないというか、ほとんど日常のロンドンなんじゃないかなと。行ったことないので、ロンドンに住んでたことのある方のご意見欲しいところです。
懐かしいなとか、あ、あそこ行ったことある!とか、感じるんじゃないかしら。
こちらは、シネスイッチ銀座に飾られていたポスター。原作者(主人公)のサインが入っています。
ねこの名演技!
さて、最後までとっておきましたが、ねこ。
ボブと言う名の野良猫が可愛いのです。まさかの本人(本猫?)出演です。(全シーンではないようですが)
ほんとにハイタッチするんですよ。猫のハイタッチですよ。されたいでしょ??
さいごに、カメラワークがいいのよ。猫の目線、グッときますね。
気まぐれな猫、誰かのそばに居たいという欲求じゃなく、なんとなく居心地がいいとか、ここにいても嫌じゃないとか、そんな理由で、そこにいるんでしょうね。
それが、猫、そこがいいのよね。
人間だって、ここに居続けたい!誰かと一緒にいたい!と、強い想いを持てる人ってそんなに多くないんじゃなかろうか。そして、そんな場所に出会える機会も少ない。
ここに居ていいんだな。居心地悪くないなと思える場所を見つけられたら、それはとても幸せなことなのでしょう。
そんな風に思えて、ほっこりして。猫好きなら最後にちょっぴり泣いちゃう映画でした。
元となった書籍も出ています。映画館でも販売されていました。