オンラインストレージの「Dropbox」が有料プランを大幅に強化しました。
月額1,200円(年額12,000円)で容量1TB(1000GB)、「共有リンク」のパスワードロックや有効期限設定、紛失したデバイスの遠隔消去など新機能も盛りだくさんです。
これまでの有料プランは月額で、100GB/1,200円、200GB/2,250円、500GB/5,600円。価格は1,200円のまま容量が10倍に。
2014年3月にはGoogle Driveが大幅値下げを行い、1TB/9.99ドル(約1040円-2014年8月28日現在)になりDropboxは割高なイメージとなっていました。今回のパワーアップで双方9.99ドルと真っ向勝負となります。
それでは、Dropboxプロの新機能をご紹介しましょう!
目次
共有リンクのパスワードロック
ファイルの受け渡しに便利な「共有リンク」機能。便利さの反面、URLを知られてしまうと誰でもダウンロードできてしまうという危険性が。今回のアップデートによりパスワード設定が可能になりました。
共有リンクのURLをクリックするとパスワードの入力を求められるため、意図しないファイル流出を防ぐのに役立ちます。
共有リンクにアクセスすると、パスワードの入力を求められます。
→共有リンクのパスワードを設定する方法(ヘルプセンター)
共有リンクの有効期限を設定
一定期間のみアクセス可能な共有リンクを作ることが出来ます。7日間、30日間、任意の日数にて設定可能。共有ページには残り日数等は表示されず、有効期限が切れた場合には以下の様な画面が表示されます。
設定された期間を過ぎると以下の様なメッセージが表示されます。
→共有リンクに有効期限を設定する方法(ヘルプセンター)
読み取り専用権限の設定
共同作業に便利な共有フォルダ機能。編集や追加、削除ができない「閲覧」限定のユーザーを設定できます。ファイルはいじって欲しくないけれどデータ見ておいて欲しいという場合に役立ちます。
→共有フォルダの権限(ヘルプセンター)
リモートワイプ(遠隔消去)
デバイスを紛失したり盗まれた場合に、遠隔操作によりデータの消去を行います。
紛失したデバイスがオンラインになりDropboxが起動すると「Dropboxフォルダ」の削除を試みます。
情報漏えいにストップを掛けられるかもしれません!
→遠隔削除について(ヘルプセンター)
以上、容量アップだけじゃないDropboxの大幅アップデート。かゆいところに手が届く感じでうっかりプロ版にしてしまいそうです。