ホットペッパー依存のヘアサロン

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中学の同級生から久々に連絡があった。

美容師として名古屋でバリバリ働いていて、店長やってるとか。正直驚いた。

で、相談されたのが、新規店舗の予約システムについて。自分の周りで一番パソコンとかネットに詳しいと思われるのが僕だと。中学時代にプログラミングに挑戦したものの見事に挫折したよ僕は。

さて、そんなわけで話を聞いていくと、現在はホットペッパービューティに出稿しているという。予想だが、おそらく予約システムや顧客管理も依存しているのだろう。なるほど、サロンボードという無料で利用できる予約管理システムまでついてくるのか。さすがはリクルートさん、ぬかりない。アスクルと提携してヘアサロンで使うものを買えるようにしてみたり、美容業界の動向をレポートするBeauty総研なるものがあったり。

で、現在の店舗はそれなりに売り上げがある。ホットペッパー出してる。でも、リピーターや紹介で来る人が圧倒的に多い。(リピーターもホットペッパーから予約してくるとは思うが)彼は考えたようである。ホットペッパーに頼る必要あるのだろうか?このまま依存していていいのだろうか?と。

現状、ホットペッパーのおかげで集客や売上が安定しているのも事実だが、そこに出す莫大な広告費を顧客のために使えないだろうかと。素晴らしい。大変に共感した。

というわけで、ホットペッパーの代替になるようなシステムはないか?というご相談であった。なんならシステム開発して欲しいくらいの熱意を感じたが、素人が一人でやれるようなもんじゃない。そこで、彼に必要なものを探すことにした。

まず、ホットペッパーの役割を考える。

1点目、強大な集客装置としての機能。圧倒的なサービス自体の知名度、莫大な会員数を背景に、抜群の集客力を誇る。ホットペッパーに掲載されることは人通りの多い路面に広告を出せるのと同じ。多くの人に効率的にアピールすることが出来る。加えて、メルマガやポイント、アプリ開発や広範囲への広告出稿などなど。広告を出してくれているヘアサロンに一人でも多くのお客さんを送り込むために必死になっている。

2点目、ヘアサロンのITシステム全般としての機能。ホットペッパーからの予約処理だけかと思っていたらとんでもない。Web、店舗、経営にまで深く刺さっている。仮にサロンボードというホットペッパーのおまけ的なシステムを使っているとしよう。これがとんでもなく高機能。(使い勝手がいいかは知らないけど)

ネットからの予約はもちろん、電話予約や飛び込み客なども一元管理できる予約台帳。タブレットで簡単に使えるレジ機能。個人情報に過去の施術内容まで記録し、そのデータを元にクーポン付きのダイレクトメッセージを送ることも出来る。年中無休で10時から21時まで電話でのサポートも受けられる。なにこれ、すげーじゃん。

勝手な予想だけど、美容師さんってあまりITに詳しくない印象。ホットペッパーがなかったらヘアサロンのIT化はさらに遅れていたんじゃないかなと思うほど。いや、いかん、これではリクルートのべた褒めで終わってしまう。

とにかく、上記の2点を解決しないことには脱ホットペッパー出来ない。2点目のITシステム全般としての機能は、比較的安価で使いやすそうなのがいくつか出ている。無料で試せるものが多いので、自分で触ってみて欲しい。こればかりは、自分の感性に合うかが重要だし、そもそも美容師の仕事内容がわからない私が試してみてもしょうがない。

いい感じだなと思うものをいくつか列挙しておく。(どこからもお金とかもらってませんよ)無料期間もあるし、基本機能でも最初は十分。変なオプションに入ったり、使うかもわからない機械やパソコンを買わされそうになったらしっかり断るように。

yoyakul.jp
http://www.yoyakul.jp/

Coubic (クービック)
https://coubic.com/

RESERVA
https://reserva.be/

これらのサービスを使えばこれまでより安価に予約システムの運営ができるだろう。単純に予約だけ受けられればいいのならWordPressとかCMSを使ったり、それこそGoogleスプレッドシートのフォーム機能を使えば無料でいくらでも出来る。そのレベルで良ければ手弁当でいくらでもやるのだが、予約以外の機能は実装できないし、サポートまではとても手が回らない。既存のシステムを比較検討して利用するのが賢明だと考える。

さらに、一歩踏み込んでみるのであれば(予算があるのなら)以下のサービスが気になっている。

カミングスーン
https://1cs.jp/

システムとしてはもちろん、攻めの姿勢を感じる。集客装置としても働いてくれそう。

ここまでで、2点目のITシステムの部分は解決。大幅にコストダウンが出来る。

さて、問題は1点目の集客機能の代替だが残念ながら新規客を獲得する手段としてホットペッパーより安価で、さらに影響力のある媒体は存在しないと思う。じゃあどうするかという話だが、新規客が呼べないのなら既存客を囲い込んだほうが良い。

いい感じのヘアサロンには何年も通うでしょ。新規客を集めるために使っている広告費を既存客に使ってみてはどうかなと。クーポンを配るのもいいし、プレゼントを贈るのもいいかも。時間をかけてニュースレターを書いてみてもいいし(時間はコストよ)。なによりも、既存客を楽しませる、幸せにするために何が出来るかを徹底的に考えること。お客さんの美容に関する悩みを解決することも重要。

ブログで発信してもいい。お店の宣伝だけのブログになってないか?まずは既存客に徹底的にインタビュー。何に悩んでいて、どんな姿になりたいのか、綺麗になって何をしたいのか、どんな言葉をかけて欲しいのか。ネタは盛りだくさん。

私の場合は、とにかく酷いくせ毛だから、くせ毛克服法?的なものをブログで書いてくれる人なら遠方からでも通ってしまう。

あと、Webサイトもしっかり作りこんだほうがいい。ヘアサロンのサイトってアーティスティックなばかりで、そのサロンの強みとか全くわからない。作例なんかはInstagramにアップしたほうがよっぽどいいと思う。動画もアップできるしさ。若年層を取り込むならVineとかMixChannelの方がいいかな。これも、お客さんに聞いてみるといいかなと。どんなアプリ使ってますか?って。ついでに、どんな写真Likeつけちゃいますか?とか。

そんなわけで、いきあたりばったりな文章になったけど、こんな感じです。

システム系は安いのを試してみて、浮いた分の予算でマーケティングとか集客を頑張ってみると良いかなと。ホットペッパーも悪いわけじゃないだろうから、オープンしてからしばらくは掲載しておいてもいいかと思う。新規客は、やっぱりホットペッパーからくるんじゃないかな。

そんな感じよ!ファンを作ったもん勝ち!

追記:ヘアサロンってダイレクトマーケティングからはかなり遠いのかなと。クリエイターでありアーティストだからか。みんなとってもおしゃれなサイト。今風だし、美しいサイトが並んでいる。

素晴らしい空間とサロンの雰囲気を打ち出している。が、とくに目的がないなと。どういう目的でお店を訪れるのかと。

美しい写真はカット中やカット直後の自分の世界は想像させてくれそうだけど、その先の実生活をイメージさせるものってかなり少ないかなと。大手の化粧品メーカーみたいな、化粧品ブランドモドキのところが多い。

素敵な髪型になったおかげで実生活がどう変わったのか。性格が明るくなったとか、みんなからすかれるようになった、異性からモテるようになった、外出するのが楽しくなった、可愛いねと言われるようになったとかとか。もっと具体的なシチュエーションでもいいのかな。彼女が出来た、就活が上手く行った、娘からカッコイイと言ってもらえたとかとか。

ホットペッパーに頼らず、自分たちの力でがんばった分は、資産として蓄積される。年間わずかなサーバー代だけ払い続ければいいのだから。

まずはココらへんを読むといいかなと。

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